席次は、相手への敬意やもてなしを座る位置で示すビジネスマナーです。会議室、応接室、車、エレベーターなど、場面によって上座と下座の考え方が変わります。

基本は「入口から遠い席」「落ち着いて座れる席」「景色や安全性が高い席」が上座です。ただし、相手の体調や移動のしやすさを優先した方がよい場合もあります。

会議室、応接室、乗用車、エレベーターの席次図
代表的な席次の考え方。数字の小さい席ほど上座の目安です。

会議室の席次

入口から最も遠い席が上座です。議長席やプロジェクター、ホワイトボードの位置によって変わることもありますが、迷ったら入口からの距離を基準にします。

応接室の席次

来客には入口から遠い長椅子やソファを案内します。自社側は入口に近い席に座り、案内やお茶出しがしやすいようにします。

乗用車の席次

運転手付きの車では、後部座席の運転席の後ろが上座とされます。タクシーや社用車でも基本は同じですが、乗り降りのしやすさや相手の希望を優先することも大切です。

エレベーターの席次

案内役は操作盤の前に立ちます。お客様や目上の方には奥の位置に立っていただき、乗り降りの際は安全に配慮しましょう。

席次で迷ったときのチェック

  • 入口から遠い席を上座として考える
  • 案内役は入口や操作盤に近い位置を取る
  • 相手の体調、荷物、移動しやすさを優先する
  • 不自然に席を強制せず、自然に案内する

席次でよくある迷いどころ

相手が「どこでもいい」と言った場合

来客や目上の方が遠慮している場合でも、まずは上座にあたる席へ自然に案内します。「こちらへどうぞ」と一言添えると押しつけがましくなりません。

資料や画面が見えにくい場合

会議の目的によっては、上座よりも画面や資料が見やすい席を優先した方がよいことがあります。形式だけでなく、相手が快適に参加できるかを基準にしましょう。

複数の来客がいる場合

役職が高い方、年長者、主賓にあたる方を上座へ案内します。同行者の関係性が分からない場合は、先方の動きに合わせて案内するのが無難です。

車・列車・飛行機の席次を図で確認したい場合は、車・列車・飛行機の席次図解も参考にしてください。