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依頼の手紙の基本文例

依頼の手紙を書く時は、一方的で強引な表現では相手に反感を買われ、こちらの状況に賛同してもらえなくなるかもしれません。あくまでも礼儀正しく低姿勢な内容になるように心がけましょう。
また回りくどい言い方もNGです。どういった内容の依頼なのかを相手にわかりやすく簡潔に伝えることが大切です。
ここでは、状況別に依頼の手紙の文例を紹介しています。依頼の手紙を書く際は、参考にしてみて下さい。

 

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● 依頼の手紙の基本文例

借用/借金の
依頼

突然のお願いで大変恐縮ですが、
出来ましたら○○様所蔵の○○を借用願えませんでしょうか。
○○の為に使用させて頂きたく存じます。
期間は○○~○○の間を予定しておりますが、
使用が終わり次第すぐにご返却申し上げます。
誠に勝手なお願いで申し訳ございませんが、
他に依頼できる相手に心当たりもなく、
ご迷惑は重々承知で○○様にお願い申し上げる次第でございます。
取り扱いには十分注意し、用件が済み次第速やかにお返しいたしますので、事情ご賢察の上何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
まずは書面にてお願い申し上げます。

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本日は、○○様に折り入ってご用立てのお願いがございまして筆を取らせて頂きました。
大変申し上げにくいのですが、
当面の生活費用として○○円ほどご融通いただけないでしょうか。
他に頼める相手もおらず、不躾なお願いとは重々承知の上恥を忍んでお願い申し上げる次第です。
○月には返済の見通しが立ちますので、
○月より毎月○円ごと返済できる予定です。
急なお願いで大変申し訳なく存じますが、
何卒窮状をお察しいただきご承諾下さいますようお願い申し上げます。
近々改めてお願いに参りたいと存じますが、
取り急ぎ書中にてお伺い申し上げます。

身元保証人の
依頼

突然にて恐縮ですが、本日は折り入ってお願いしたい事がございまして筆を取らせて頂きました。
このたび、○○社に就職する運びとなりましたが、入社に際し両親以外の身元保証人が必要となりました。
つきましては、○○様に身元保証人をお引き受け願えないでしょうか。
勝手なお願いかとは存じますが、ご迷惑が及ぶような事がないよう日々精進して参りますので、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
ご了承いただけれるのであれば、近々改めてお伺い申し上げます。
まずは書面をもちましてお願い申し上げます。

連帯保証人の
依頼

突然ではございますが、折り入ってお願いしたいことがございましてペンを取らせて頂きました。
このたび、経営しております店舗の改装工事のため、○○銀行より融資を受けられることとなりました。
つきましては、その保証人に○○様のお名前をお借り願えればと存じます。
不躾なお願いで大変恐縮ですが、おかげさまを持ちまして現在のところ業績もよく、○○様にご迷惑をおかけするようなことは一切致しません。
何卒ご了承よろしくお願い申し上げます。
近々改めてお願いにお伺いしますが、
まずは書中にてお願い申し上げます。

就職紹介の
依頼

本日は、就職についてご相談申し上げたく筆をとった次第です。
このたび、大学卒業の見込みもつき、大学で学んだ知識を生かせる就職先を探してまいりましたが、現在のところ就職先がまだ決まっておりません。
できる限りの努力はしたものの、よい成果を得られていない状況にあります。
誠に勝手なお願いで恐縮ですが、幅広い人脈をお持ちの○○様にどこかお心当たりなどあればお世話を頂きたく、
非礼を重々承知でお願いを申し上げる次第でございます。
日々お忙しい中、大変御面倒ですが何卒よろしくお願い申し上げます。
取り急ぎ書面をもちましてお願い申し上げます。

縁談の依頼

本日は折り入ってお願いがあり、一筆申し上げる次第です。
私は仕事が多忙なこともあり、なかなか女性と知り合う機会がなく今年で○○歳になりましたが、ようやく落ち着いて結婚について考えられるゆとりも出てきました。
つきましては、人脈も広く周囲からの信頼も厚い○○様に、どなたか素敵な方を紹介して頂けないかとお願い申し上げる次第でございます。
お相手は、誠実で健康な方であれば幸いに存じます。
突然のお願いで大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
後日、写真と履歴書を持参の上改めてお伺い致します。
取り急ぎ書面にてお願い申し上げます。

媒酌人の依頼

このたび、私どもの結婚披露宴にご出席のお返事を頂きまして誠にありがとうございます。
心より御礼申し上げます。
つきましては、○○様御夫妻にぜひ私どもの媒酌人をお願いしたいと存じます。
いつまでも仲睦まじくお暮らしの○○様御夫妻こそ、
私どもの理想の夫婦像だと思っておりますので、
お引き受け頂けるならば大変嬉しく思います。
改めて後日、二人で挨拶にお伺いいたします。
まずは書面にてお願い申し上げます。
末筆ながら、ますますのご活躍とご多幸をお祈り申し上げます。

祝辞の依頼

このたび、○年に渡り交際を続けて参りました○○さんと結婚の運びとなりました。
結婚式および披露宴は、○○年○月○日に執り行う予定でございます。
つきましては、日頃よりご指導頂いております○○様に、
ぜひご祝辞を頂戴できないかとお願い申し上げる次第です。
ご多用中のところ恐縮ですが、○○様にお言葉を頂ければ大変嬉しく思います。
本来であれば直接お願いに上がるべきところを、書中にて失礼いたします。
何卒よろしくご承諾頂けますよう、心よりお願い申し上げます。

 

※これらの例文前後には、
頭語と結語・・・「拝啓」「敬具」など
前文と末文・・・「皆様におかれましては」「今後ともご指導のほど」など
時候の挨拶
が入ります。

 

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