挨拶のマナー
【挨拶はコミュニケーションの基本】
挨拶は、相手とのコミュニケーションを円滑にするためのとても重要なツールです。 日常生活の中でも何気なく行っている挨拶ですが、ビジネスシーンにおいて挨拶は欠くことのできない大切な要素となります。挨拶を行う事は社会人として基本のルール。 正しい挨拶のポイントを心得て、心のこもった気持ちの良い挨拶をしたいものです。
● 挨拶のポイント
・表情
挨拶する時は、口角がキリっと上がった自然な笑顔で。
せっかく挨拶をしても、表情が暗ければかえってコミュニケーションの妨げになってしまうかもしれません。ただし、職場環境や状況などを考慮する必要があります。
・声
挨拶は明るく元気に!
挨拶の言葉は省略せずに、最後まではっきりと発音する事を心がけましょう。
少し高めトーンの大きな声が良いですが、職場環境に適した音量に合わせる必要があります。
・視線
ただ単に挨拶の言葉を言うだけでは、挨拶をする意味がありません。
挨拶をする際は、相手の方向を向き目をしっかり見るようにします。
・姿勢
挨拶を終えるタイミングでお辞儀を添えてみましょう。誠意が伝わり高感度もグッと上がるはずです!
・自分から積極的に
相手の存在に気づいたら、自分から進んで挨拶を行いましょう。
挨拶をするのに順番などを考えず、気付いた人から積極的に行うように心がけると、
相手への好意や積極性を感じさせ、好感度も高くなります。
また、こちらから挨拶をして挨拶が返ってこなくても、挨拶をし過ぎて悪いと言う事はないので、積極的に挨拶をするようにしましょう。
・社内外に関係なく
挨拶は、上司や取引先の方々など目上の人だけに限らず、同僚や後輩、また社外の方々などに対しても積極的に行いましょう。
上下関係にこだわらず、誠意を持って心から挨拶をすれば、挨拶をする事が自然と身に付くはずです。
・その他のポイント
【歩きながらはNG!】
廊下などですれ違いざまに挨拶する場合は、歩きながらではなく一度立ち止まってから挨拶をしましょう。
【階段などでの挨拶】
相手の通行の妨げにならないように横によけて、なるべく同じ目の高さで挨拶をしましょう。
【再度同じ相手とあった場合】
一度挨拶を交わした相手と直後に廊下などですれ違った場合は、挨拶を一度終えたからと言って挨拶を怠るのはルール違反です。
一度目のように丁寧にする必要はありませんが、目礼や会釈をするだけでも、コミュニケーションを円滑にしたり高感度もぐっと変わってくるでしょう。
● 知っておきたいオフィスでの挨拶言葉
ここでは状況別に挨拶言葉をまとめてみました。
それぞれの状況に適した言葉で挨拶を交わせば、コミュニケーションもぐっと円滑になるはずです。
状況 | 挨拶言葉 |
---|---|
朝の挨拶/出社したら | おはようございます |
廊下ですれ違う際などの日常的な挨拶 | こんにちわ/お疲れ様です |
離席や外出をする | 席を外します/ ○○へ行って参ります |
離席や外出をする人を見送る | 行ってらっしゃい |
離席や外出から戻る | ただいま戻りました |
離席や外出から戻った人を迎える | お帰りなさい |
謝罪する | 申し訳ございません |
相手の動作を中断させる | 失礼いたします/お手すきですか? |
顧客や取引先など社外の方への挨拶 | いつも大変お世話になっております |
退社する | お先に失礼します |
上司や同僚が退社する | お疲れ様でした ※「ご苦労様でした」は「大名言葉」になるためNG |