指示の受け方
あなたが会社組織などに属している場合は、上司や先輩から指示を与えられてから、初めて仕事をスタートさせる事がほとんどでしょう。自分の判断や都合で仕事を始める事はないはずです。
与えられた指示を問題なくこなすには、まず上司や先輩の指示を正確に聞いて把握する事が大切。仕事をスタートさせる段階で何か不都合な事があれば、仕事を正しく進める事が出来ず、後々で問題が生じたり、上司や先輩、同僚などに迷惑をかけてしまう場合もあるかもしれません。
そういった状況を避けるためにも、適切な指示の受け方について良く理解しておく必要があります。
● 指示の受け方のポイント
・メモの用意をする
仕事の指示を受けるときは、必ずメモを用意して、仕事の内容や要点、期限(納期)などを、正確に記入しましょう。
内容を忘れたり、指示の行き違いを防ぐのに役に立ちます。また、メモは過去の記録が残るように書類の裏紙や切れ端は使わず、メモ帳かノートを用意するとよいでしょう。
・指示は最後まで聞く
仕事の指示はさえぎらず、一旦最後まで聞きましょう。質問などがある場合は、最後にまとめてします。
指示の途中で質問してしまうと、話が横道にそれるなどして指示者を混乱させたり、また、指示を受ける側も指示の要点を見失ってしまうかもしれません。
・返事はしっかり!
指示を受けるために最初に名前を呼ばれる時や、指示を受けている最中などは、
「はい」と気持ちよく返事をしましょう。
適当な印象を与える「空返事」は、仕事に対する意欲が無いものと見なされます。
元気で大きな返事は、積極的に仕事に取り組む気持ちの表れとして指示を与える人物にも好印象を与え、お互いの信頼関係へと繋がっていくはずです。
・指示の内容を明確にする
指示を受けたら、どういう内容であるのかを正確に理解しましょう。
疑問点があったり内容が不明瞭な場合でも、自己判断せず必ず確認します。
ためらわずに些細な事でも聞いておきましょう。
最後に、仕事の期限や数字や固有名詞など、指示の内容や要点を復唱して再確認しましょう。
・仕事の優先順位を確認する
仕事の指示を受けた時に、既に取り組んでいるものなど他の仕事と重なった場合は、どちらの仕事を優先させるべきか指示者に確認します。
対応が難しい場合には自己判断せず、状況を指示をした人物に優先順位の判断を仰ぎましょう。
・長期の指示は状況報告を
指示を受けた仕事が長引きそうな場合や、また指示通りに仕事を進めることができなくなった場合など、途中で状況報告をするようにします。
さらに次の指示を受けたり、その時点での状況判断を仰ぐ事ができます。
・仕事が完了したら必ず報告
報告も仕事の一部です。仕事が完了したら、直接指示を受けた上司や先輩に直ぐに報告しましょう。
【これだけは避けたい!指示の受け方NG】 ・指示をする人物の目を見ない
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