暑中見舞いのマナー
暑中見舞いは、厳しい暑さのなか相手の健康や安否を気遣ったり、自身の近況報告をする季節の挨拶状です。年賀状の次にやり取りされる機会が多く、年賀状よりも若干プライベートな位置づけがされています。
ご無沙汰のお詫びや相手の近況を伺う役割を果たしますので、会社の同僚や上司、親しい友人などに出す必要はありません。
夏をイメージした写真を使うなど、季節感のある暑中見舞いを送ってみましょう。
● 暑中見舞いの基本構成
1.暑中見舞いの言葉が入っている事
2.時候の挨拶の言葉が入っている事
3.相手の健康を気遣ったり、安否を尋ねる言葉が入っている事
4.自分の近況報告が入っている事
5.相手の健康や無事を祈る言葉が入っている事
6.結びの挨拶が入っている事
7.年号と月(「平成○年 盛夏」「平成○年 七月」など)が書かれている事
8.相手の名前と差出人名が書かれている事
● 暑中見舞いのマナーとポイント
・暑中見舞いを出すタイミング
暑中見舞いは、梅雨の明ける大暑から立秋間での間に出すのが一般的です。
立秋を過ぎると暦上は秋になりますので、「残暑見舞い」となります。逆に大暑前に出すのは「梅雨見舞い」となります。
梅雨見舞い |
~7月21日 |
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暑中見舞い |
梅雨明け頃の7月22日(大暑)~8月7日(立秋)までの間 |
残暑見舞い |
立秋以降8月8日~8月末までの間 ※ただし暑さが続いているようだったら9月頭まで出してもOK |
・頭言葉や結語は不要
暑中見舞いには特に厳密な決まりごとはなく、「拝啓」などの頭語や「敬具」などの結語も不要ですが、季節感や涼感のある爽やかな文章になるように心がけましょう。
日付は「平成○年 盛夏」または「平成○年 七月」とします。また、季節の挨拶は本文より少し大きめに書きましょう。
・暑中見舞いを出す相手
暑中見舞いは、出さないといけないというものでもありません。
あまり会う機会のない人への挨拶状という位置づけですので、普段顔を合わせている人には出さなくても良いでしょう。
● 暑中見舞いの文例
ここでは、暑中見舞いで良く使われる文例を紹介しています。暑中見舞いを出す際は参考にしてみてください。
>>暑中見舞いの文例