結婚式でのマナー
日常生活において、親戚や友人の結婚式に招待される機会も多いはず。
マナーとは、基本的には周囲を不快にさせない事やその場の雰囲気を悪くしないのがルール。結婚式でも同じ事です。
せっかくのお祝いの席ですから、あまり肩肘張らずにマナーに気をつけながら楽しいひと時を過ごしたいもの。
ここでは結婚式でのマナーをテーブルマナーを中心に解説しています。結婚披露宴パーティーだけでなく様々なパーティーにもお役立て下さい。
● 結婚式 マナーのポイント
・着席の際
案内があったら披露宴会場に入場します。まず入り□で、新郎新婦にお祝いの言葉をかけて会場に入ります。
基本的には年齢の若い人が先に着席し、年長者を待つのがマナーです。
サービス係の人から席まで案内してもらい、テーブルの名札を確認して着席します。
隣の人とぶつかるのを避けるため、全員が椅子の左側から着席をするのが原則ですが、会場のレイアウトなどにより出来ない場合は右側からでも大丈夫。サービス係が椅子を引いたらゆっくりと腰掛けます。
・手荷物の置き場所
手持ちのバッグは、自分の背中と椅子の背もたれの間に置くか、バッグハンガーなどがあれば利用しましょう。
くれぐれもテーブルの上に置かないように!膝の上もNGです。大きな荷物がある場合は、あらかじめ事前にクロークへ預けておきましょう。
・テーブルで
同じテーブルに知り合いがおらず、友人の席に移りたいと思っても原則席替えはNGです。
お料理や引き出物の数などのトラブルの原因となるかもしれないからです。
同テーブルに座っている初対面の人にも、簡単な自己紹介をするなどして会話のきっかけを作って歓談を楽しんでみましょう。
・ナプキン
フレンチレストランなどでは、ナプキンは「料理をオーダーした後」から「最初の料理(またはワイン)が運ばれて来る前まで」にナプキンを取っておくのがマナーですが、
結婚披露宴などでは乾杯などで席を一度立つので、この場合は乾杯を終えた後にナプキンを取っても良いでしょう。
・飲み物のマナー
司会者の進行に沿って乾杯をします。
乾杯をする時は、グラスの脚部分(ステム)を持って、新郎新婦の方を向き目の高さ位まで持ち上げる動作でOKです。同テーブルの人たちとグラスは合わせません。
もし、乾杯の前にソフトドリンクや食前酒などが運ばれてきたら遠慮なく頂きましょう。
アルコール類が苦手な人は、乾杯の際はグラスに口をつけるだけでも良いので、注がれたお酒を持つのが基本です。ソフトドリンクで乾杯するのはNG。
乾杯の音頭で飲むまねをするか最初のひと口だけ飲んだ後に、ジュースやウーロン茶などに切り替えましょう。
また、お酌は同テーブルの人のグラスが空になってもする必要はありません。サービス係が注いでくれますのでお任せしましょう。
・食事をスタートするタイミング
司会の方の進行がありますのでそれに従いましょう。
乾杯の後、食事が振る舞われますので同じテーブル全員にお料理が運ばれた後から食べ始めます。
この場合、同テーブルの上座の人がカトラリーを手にしたのを確認した後に続くとより丁寧です。
・スピーチ中のマナー
基本的には食事の手を休める必要はありませんが、完全に料理ばかりに集中するのも良くありません。
食事をしながらでも、スピーチに耳を傾ける姿勢は忘れずに。
しかし、新郎新婦の友人代表や同テーブルの人がスピーチをしている場合などは、食事の手を休める方が良いでしょう。
・トイレ
ケーキ入刀やスピーチの途中、または同テーブルの人が食事をしている際に中座するのは避けましょう。
料理と料理の合間などでにタイミングを見て席を立つと良いでしょう。会場の雰囲気をなるべく壊さないように静かに会場を出ます。席に戻る場合も同じです。
・タバコ
タバコは出来れば披露宴が終わるまでは避けたほうが良いでしょう。
お祝いの席ですので、まずはお料理を楽しむ事が大切です。
どうしてもという場合でもデザートが運ばれるまでは控えましょう。
また、喫煙する場合は、同じテーブルの人に一言声をかけるのがマナーです。
・退席の際
披露宴が終わったら周囲の人に挨拶をして退席しましょう。退場の際は、入場の時とは逆に年長者が先です。
会場出口では、改めて新郎新婦にお祝いの気持ちを述べましょう。
また、メニュー表や自分の名札を持ち帰るのをお忘れなく。