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宛名の敬称


手紙の宛名を書く際に、受取人の氏名や会社・団体名と共に書くのが「敬称」です。
敬称は、相手と自分との関係性や相手の社会的地位などを示すもの。また、同時に相手に対する敬意を表す意味も込められていますので、正しいルールに基づいて正確に書きたいものです。

 

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● 宛名の敬称の書き方

 

 
書き方
個人宛
【特定の個人宛ての場合】
・○○(相手の氏名)様
【連名宛ての場合】
<夫婦>
・○○(相手の氏名)様 奥様
※右にご主人の名前、左に奥様の名前か「奥様」「御奥様」など。
※宛名が夫婦連名の場合には苗字は省略可能。ただし、それぞれの名前に「様」と敬称を必ずつける。
<家族>

※右に家主など代表者の名前、左に「ご家族様」 「御家族様」「○○家御一同様」「皆様」などと書く。
【送付先世帯主と受取人の苗字が異なる場合】
・○○(世帯主苗字)様方 ○○(受取人氏名)様
※世帯主名は少し小さめに書き、改行して受取人氏名を大きく書く。
団体/組織宛
【団体/組織全体宛て】
・○○株式会社御中
・株式会社○○御中
※「株式会社」は、(株)と省略しないようにする。
※スペース上の問題がある場合は、やむを得ず(株)と書いても問題ないが、それ以外はなるべく「株式会社」と書く。
【団体/組織の特定の部署全体宛て】
・○○株式会社 ○○部御中
※1行に並べて書く。ただし、社名が長い場合は改行して部署名を書いてもOK。
【団体/組織の特定の部署/人物宛て(役職名がある場合)】
・○○株式会社 ○○部 部長 ○○様
※社名と部署名を書いたら改行して、役職/氏名/様を書く。ただし社名と部署名が一行に入らなければそこで改行してもOK。
【団体/組織の特定の人物宛て(役職名がない場合)】
・○○株式会社 ○○部 ○○様
※社名と部署名を書いたら改行して、○○(氏名)様と書く。
【団体/組織を介した個人宛て】
・○○(団体/組織名)気付 ○○(受取人氏名)様
※宿泊施設など、受取人が一時的に滞在している場合など。
【団体/組織を介した団体・組織宛て】
・○○(団体/組織)気付 ○○(受取る団体/企業名)御中
※企業内にある関連会社などに宛てる場合など。
先生宛て
・○○先生
・校長 ○○様
※学校名から改行して書く。
※「○○先生様」とはしない。

 

 

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