お断りの手紙の基本文例
何か依頼を受けた場合の断りの言葉というものは、なかなか言いにくいものです。
特に親しい間柄の場合などは、今後の付き合いを考慮すると断りの返事にためらう場合も多いでしょう。
だからと言って、相手をあまり長く待たせることはかえって迷惑を掛けてしまう事にも。タイミングを逃さずに丁寧に断るようにします。
またその際は、曖昧な表現は避けながらなおかつ明確に内容を伝える必要があります。ただし、相手を傷つけるような強い言葉や表現には十分気をつけましょう。
あくまでも自分の都合であることを強調する表現を用います。
ここでは、状況別にお断りの手紙の文例を紹介しています。お断りの手紙を書く際は、参考にしてみて下さい。
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● お断りの手紙の基本文例
取引依頼などの お断り |
このたびは○○のご依頼をいただき、ありがとうございます。 本来であれば、すぐにでもお受けしたいところでございますが、 ○○の事情がございまして、不本意ながら今回はお断りのご返事を申し上げる次第でございます。 せっかくのありがたいお話をお引き受けできませんこと、 誠に申し訳ございません。 どうか事情ご賢察のうえ、お許し賜わりますようお願い申し上げます。 |
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会合などお誘いの お断り |
先日は○○会にお誘いいただきまして、大変ありがとうございます。 熟考を重ねた結果、 残念ですが今回はお断りさせて頂くことにしました。 色々とお手数をかけまして申し訳ございませんでした。 誠に申し訳ございませんが、 ご理解頂けますようお願い申し上げます。 |
縁談のお断り |
このたびは、結構なご良縁を頂き誠にありがとうございました。 まことに心苦しく存じますが、 今回の縁談を白紙にしていただきたいと存じます。 先様は、大変誠実でご立派な方であるとお見受けいたしました。 しかしながら、将来についての価値観など若干の相違点もございました。 先様にもくれぐれもよろしくお伝えくださいますよう、お願い申し上げます。 私の非礼をどうぞお許し頂き、今後とも変わらぬお付き合いとご指導のほどよろしくお願い申し上げます。 まずは書面にてお断りとお詫び申し上げます。 |
借金/連帯保証人のお断り |
ご依頼のお手紙、拝受いたしました。 ○○様のご相談ですので何とかお力になりたいとは存じますが、 私どもも、家のローンの支払いに加え、 長女の大学進学や長男の私立高校の進学を控えております。 依頼を頂きながら何のお役に立てず断腸の思いですが、 私どもとしましては経済的な余裕がないのが実情です。 ご期待に沿えず大変心苦しく存じますが、どうぞご賢察のうえご了承くださいますよう何卒お願い申し上げます。 他に何かお役に立てることがありましたら、いつでもご遠慮なくお申しつけください。 とり急ぎ書中にてお返事申し上げます。 |
贈答品の お断り |
このたびは結構なお品を頂戴しまして誠にありがとうございました。 あたたかいお心遣い、心から感謝申し上げます。 どうぞ今後はご心配なさいませんようお願い申し上げます。 |
※これらの例文前後には、
・頭語と結語・・・「拝啓」「敬具」など
・前文と末文・・・「皆様におかれましては」「今後ともご指導のほど」など
・時候の挨拶
が入ります。
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