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敬語の注意点


【敬語を正しく使うには・・・】

話し手当事者同士の上下関係を言葉で表現するために用いられ、コミュニケーションを良好にするためにとても大切な語法となる敬語。
ただし、そんな敬語も正しい使い方をしなければかえって相手敬う気持ちにつながらず、失礼にあたる場合もあるかもしれません。
ここでは、敬語を使用するにあたり注意したい項目をあげてみました。

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● 敬語を使うにあたっての注意点

 

・社外の方には全て敬語

来客や顧客など社外の方に対しては全て敬語で対応します。
例:「いらっしゃいませ、どうぞご案内いたします」

 

・社外の方への上司の説明にはNO敬語

社外の方と話す場合、自分の上司などに関しての話題に敬語は使いません。
例:
「部長の○○(苗字のみ)を紹介します」
「その件は課長の○○(苗字のみ)が説明します」

 

・社内では目上の人に対しては全て敬語

社内では、上司や先輩に対しては敬語で、また同僚には丁寧語を使うように心がけましょう。
例:「部長がおっしゃったように、資料をご覧ください」

 

・社内での身内の話はNO敬語

上司や同僚、顧客などに対して、両親や兄弟など自分の家族を話題にする場合は敬語は使いません。
例:
「母が上京します」
「父が事故に遭いました」

 

・顧客や他社についての話題は全て敬語

顧客や他社を話題にする場合は、どのような状況でも敬語を使います。
例:
「先方の担当者からご提案をいただきました」
「A社の○○様とおっしゃる方からお電話がありました」

 

・相手の動作にNO謙譲語

例1:
×詳細は担当者に伺ってください
○詳細は担当者にお尋ねください、または、お聞きください

例2:
×プレゼンの資料は3階で拝見してください
○プレゼンの資料は3階でご覧になってください、または、ご覧ください

 

・謙譲語を尊敬語のように使わない

例1:
×経理部で旅費をいただかれてください
○経理部で旅費をお受け取りください

例2:
×不明な点は私にお伺いください
○不明な点は私にお尋ねください

 

・身内に敬語を使わない

例1:
×課長は、ただ今、席を外していらっしゃいます
○課長は、ただ今、席を外しております

 

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